子供の将来のためのプログラミング教育の必要性と可能性!親も学ぶべき新たな教科

僕は2歳と1歳の子供がいます。

まだまだ小さい子供達もいずれ小学校に上がりプログラミングを学習することになります。その前にまずはプログラミング教育がどんな体制になるのかどんな能力を身につけられるのかすごく気になったので調べることにしました。

2020年からすべての小学校でプログラミング教育は必修化されることになっています。

2017年3月に文部科学省が公示した新しい学習指導要領によって定められたのですが、プログラミングは言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられることになっています。

要はプログラミング教育は国語や算数と言った教科と同様に基礎能力としての重視されるようになってきます。

ただしプログラミング教育といってもプログラム言語の書き方を覚えると言うわけではありません。小学校のプログラミング教育では主にプログラミング的な思考を育てようと言うスタンスで授業が行われる予定です。

2020年にはプログラミング教育が活発化することで、国はプログラミング教育で論理的思考力・情報活用能力を持つ人材を育てて世界をリードするような国にしていきたいと考えているようです。

この記事では、なぜプログラミング教育が必要なのか、プログラミング教育で具体的にどんな能力を身に付けることができるのかを紹介します。

僕と同じように小さなお子さんがいる方は知っておいて損はない情報なのでぜひ参考にしていただければと思います。

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【経緯】なぜ小学生からプログラミング教育を導入することになったのか

プログラミング教育にむけたここ数年の動き

  1. 2016年6月;文部科学省が主催の小学校にプログラミング教育を導入することについての有識者会議。
  2. 2016年12月;幼稚園、小中学校、高校・特別支援学校の学習指導要領の改善・必要な施策の中央教育審議会
  3. 2017年3月;小学校学習指導要領 公示
  4. 2017年7月;小学校学習指導要領解説 総則編 公表
  5. 2020年度;すべての小学校でプログラミング教育スタートする

2016年に文部科学省が主催したプログラミング教育の会議が行われプログラミング教育を小学校に導入する話が活性性化しました。

現在は情報化社会であり、それに関連する生活の変化や仕事が増えておりこれからさらに進化していくと予測されています。

iPhoneが発売されすでに10年以上経過していますが、iPhoneが発売されたことでスマホという物ができ音楽を聞くことができ、ゲームができるなどこの10年で一段と変化のスピードが高まっています。

また、現在は自宅にある家電を外からでも操作ができるようになったり、農家もスマート農業と言われるトラクターの自動化(下町ロケット的な)なども可能となってきました。

しかし、日本には高度な情報通信技術のスキルを持つ日本人は非常に少なく不足しています。今なんとかしなければ今後世界からも遅れをとってしまう事態になりかねません。

また、今後様々な革新的な技術が使われた物が生活に浸透してくるはずなので最低限の知識なども必要であると国は考え、早い段階でプログラミング教育を取り入れることが必要だという意見が多くなってきたため導入するための準備を行ってきていました。

  • 情報通信技術の人材不足解消
  • 情報通信社会の必要最低限の適応能力を養う

簡潔にいうとこの2つのことを解消するために導入する目的があります。

すでに日本よりも先にプログラミング教育を導入している国

  • イギリス(イングランド)
  • エストニア
  • ロシア
  • ハンガリー
  • アメリカ
  • カナダ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • 韓国
  • シンガポール
  • インド
  • 南アフリカ
  • フランス
  • スウェーデン
  • イタリア
  • 上海
  • 香港
  • 台湾

日本でいう小学校や中学校レベルで言うとすべての国が必修かしているわけではありませんが、続々と多くの国がプログラミング教育の必修化や導入するための策定を進めている現状があります。

お隣韓国ではすでに中学校クラスでは必修化となっています。

【親も学ぶべき】プログラミングって何?詳しくないから教えて

現在多くの若者がプログラミングに興味を持ち始めていますが、親世代となるほとんどの人たちはプログラミングってなんか難しいイメージしかないといった印象を持っているのではないでしょうか?

しかし、実際日常的にプログラミング技術が使われたものを欠かさず使っているのが現実です。

今見ているスマホやタブレット、パソコンもそうですし街を歩いていると見かける物ほとんどが使われていることも多いのです。

プログラミングとはコンピューターを動かすための指示書である「プログラム」を書くこと。機械と話すための言葉。

人で言えば言葉にしてあーしてこーしてあーやってやるんだよって口で言えば済むこともありますが、相手が機械であればそう簡単にはその通りに動いてくれることはありません。

しかし、プログラムという機械と話すための言語で言うことでやるべきこと、順番などを教えることで正確に動いてくれるようになります。

プログラミングとは、人間と機会が会話するための言語だと言うことを覚えておきましょう!

また、人に対しては曖昧な言葉で言ってもニュアンスなどを汲み取ってくれてその通りにしてくれることがありますが、機会相手ではそううまくはいきません。

明確な指示が必要になり、正しい順番でプログラムしなければダメなのです。

また、プログラムといっても用途や種類は様々な物が存在しています。

  • 家電などのプログラムは「C言語やC++」
  • ウェブサービスなら「Ruby、PHP」など
  • アプリ・ゲームなら「C#やSwift」

といったように使い分けなければいけません。

【必要性】プログラミング教育を導入することで子供達に身に付く能力とは

文部科学省はプログラミング教育のねらいを以下のように発表しています。

  • プログラミング的思考を育むこと
  • プログラムの働きや良さ情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術によって支えられていることなどに気づく
  • 身近な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手に活用してより良い社会を気づいていこうとする態度などを育む
  • 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、教科等での学びをより確実なものとする

※プログラミングに取り組むことを通じて、児童が自ずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技術を習得したりするといったことは考えられるが、それ自体を狙いとはしていない

文部科学省「小学校プログラム教育のねらい」より

 

このねらいを達成することで

  • 知識及び技能
  • 思考力、判断力、表現力
  • 学びに向かう力、人間性など

の育成を実現しようとしています。

さらにプログラミングを学習することにより成長する力が「想像力」、問題が発生した場合でも対処できるようになる「問題解決力」、自分が考えることを可能にする「論理的思考力」です。

また自分でプログラミングで作成したこと経験したことを発表する場が設けられればコミュニケーション能力やプレゼン力も身に付けることが可能になります。

知識及び技能

情報と情報技術を活用した問題の発見・解決等 の方法や、情報化の進展が社会の中で果たす役割 や影響、情報に関する法・制度やマナー、個人が 果たす役割や責任等について、情報の科学的な理 解に裏打ちされた形で理解し、情報と情報技術を 適切に活用するために必要な技能を身に付けてい ること。

文部科学省「小学校プログラム教育のねらい」より

思考力、判断力、表現力等

様々な事象を情報とその結び付きの視 点から捉え、複数の情報を結び付けて新 たな意味を見出す力や、問題の発見・解 決等に向けて情報技術を適切かつ効果的 に活用する力を身に付けていること。

文部科学省「小学校プログラム教育のねらい」より

学びに向かう力、人間性等

情報や情報技術を適切かつ効 果的に活用して情報社会に主体 的に参画し、その発展に寄与し ようとする態度等を身に付けて いること。

文部科学省「小学校プログラム教育のねらい」より

論理的な思考はプログラミング的思考とも言える

今までの子供たちであればこんなことをしたいと思っても教えてくれる人がいなかったため自分で道を切り開くしかありませんでした。

しかし、プログラミングを学ぶことで多少なりとも自分自身で道を開くことができる方法を身に付けることが可能になるのではないかと個人的には考えています。

例えば「こういうことをしたい」と子供自身の中でアイデアが出てきたときにどう言う手順で行うことで可能になるのか、また問題が発生したときにどのような順序立てでいけば問題を解決でき実現することができるようになるだろうかと考えられるようになります。

アイデアがひらめく

どうすれば実現できるかを考える

実現するためにコンピュータにプログラムで命令する

問題が発生しても順番があるのでどこが間違っているか突き詰め解決する

複数の命令を組み合わせる

アイデアを実現する

プログラミング言語を学ぶことの可能性・将来性

あなたはどんな言語を話すことができますか?

日本人であれば基本は日本語で話すと思います。アメリカ人であれば英語、中国人であれば中国語を話すはずです。

しかし、最初の方でも話したようにプログラミング言語は世界共通の言語になります。

そのため仕事では重要なのは当たり前ですが、世界中の人たちとコミュニケーションを取れる共通言語としての可能性も注目されています。

2020年のプログラミング必修化までに準備することは

特に必修化になるからといって、プログラム言語をいきなり学ぶと言うこともないので準備するものはありません。

文部科学省のねらいと言う部分でも紹介しましたが、国はプログラミング言語を覚えるのが目的ではなくそこから得ることができる「論理的な思考力」やその他の力を育むためと言うことを発表しています。

ですので特に準備するものはありません。

ただ、親としては子供が興味をもてばさらにその力を伸ばしてあげたいと考えるのではないでしょうか?

最近ではプログラミングスクールも年々増えており、街中で見かけることもありませんか?

プログラミング言語は思考力などを育てるためにも確かに役立つ物だと思いますが、プログラム言語を実際に書くことができることで様々な可能性を伸ばすことができるので興味を持った時はスクールなどを見学や体験にいってもいいかもしれませんね!

昔からある手に職をつけるではないですが、今後もプログラム言語はなくなることはなくむしろできる人材の必要性が高くなるので身につけておいて損することはないでしょう!

まずは本を見てみるのもありですし、見ながら少しずつやっていくと言う子供用プログラミング本も出ているので気になる方はチェックしてみてください。

小学生からはじめるわくわくプログラミング

できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門

スクラッチ3.0でゲームを作ろう! 小学1年生からのプログラミング教室

プログラミング教育でパソコンやタブレットに夢中になって大丈夫?不安です

子供がプログラミング言語を学ぶことでパソコンやタブレットなどを夢中にみるようになると親御さんの中には心配になる人もいると思います。

プログラミング学習ではパソコンやタブレットを使って実践的に学ぶことが大切になります。

しかし、アナログ世代の方の中には本当に勉強になるのか?不安に感じる人もいるかもしれません。白桜大学の教授の研究結果によれば紙やパソコン・タブレットを使用する学習法にはそれぞれメリットと特徴があるといっています。

パソコン タブレット 紙(ノートなど)
図形が覚えやすい
文字入力が速い
形がイメージしやすい
形がイメージしやすい
写真が数えやすい
写真を思い出しやすい
写真のイメージを思い出しやすし
色を思い出しやすい
退屈しない
文章を思い出しやすい
下線を引きやすい
文章を読みやすい
概要がわかりやすい
形がイメージしやすい
疲れにくい
学習したと実感しやすい

紙だけで勉強していくのではなく、それぞれの良さを知って学習していくことで効率よく勉強することができるのでバランス良く学習していくことで子供がより学べることが増えていくのでこの3つを活用し勉強するのが理想的とされています。

一番大切なのは

子供たちが楽しみながら自分自身で率先して勉強すること!

子供の将来のためのプログラミング教育の必要性と可能性!親も学ぶべき新たな教科まとめ

覚えておくこと

小学校のプログラミング学習ではプログラムを書き方を覚えることはない!
あくまでプログラミングから学べる考え方などの力を育むための教育であること!
ただしプログラミング言語を覚えて損することがないので興味があれば覚えさせるときっと役立つ

2020年度は新たな教科「プログラミング教育」が始まります。

僕の子供たちはまだまだ幼稚園もいっていない小さな子供ですが、いずれ小学校へ上がりプログラミング教育を受けることになります。

今までプログラミングを勉強しようとして何度も挫折してきましたが、この機会に僕自身も将来子供がもう少し大きくなったときに教えられるよう今から勉強しておこうと思うようになりました。

仕事をしている人は子供に教えてあげたいけど忙しくてそんな暇がないと言う人もいると思いますが、少しずつ今から覚えていけば子供とのコミュニケーションの1つとしてもきっと役立つはずなので今から取り組んでみてはいかがでしょうか?

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