Wi-Fi6と5Gは別物!2つの違いを解説

インターネット関連の情報にたくさん触れていると最近よく聞くようになった通信規格などの「Wi-Fi6」と「5G」ですが、あなたはこの違いがわかりますか?

2019年になってからよく聞くようになった「Wi-Fi6」と「5G」この記事ではこの2つの違いを解説するとともにWi-Fi6と5Gの環境が整うとどんなことが可能なのか、そしてどんなメリットがあるのかわかりやすく紹介していきます。

ちなみにこの2つの通信規格などを上手に利用することができれば将来的に現在自宅で利用しているインターネットのひかり回線での通信速度が10倍になる可能性もあるんですよ!

気になる方は最後まで読んでみてくださいね!

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Wi-Fi6と5Gの違いは無線通信の種類が違う

現在、使っているスマホではWi-Fiを使っていないときは4G/LTEという携帯電話の電波を使用していますよね?

無線通信を行っているのはなんとなくわかりますが実際Wi-Fiと4G/LTEでは何が違うのかわからないという人も多いはず。

4G/LTEは「4th Generation(フォースジェネレーション)」の略称で第4世代移動通信システムのことで、このことからもわかる通り5Gとは「5th Generation(フィフスジェネレーション)」、第5世代移動通信システムのことになります。

4G/LTEはWi-Fiなどがなくてもいつでもどこでも電波さえ届けばネットを利用することが可能な通信規格になります。

Wi-Fiは、ネット回線と無線ルーターさえあればいつでもどこでも通信量・料金などを気にせず、4G/LTEの通信に比べて通信速度が安定している通信規格になります。

それぞれも最も新しいバージョンこそがWi-Fi6であり、5G(5th Generation)ということなんです。

次からWi-Fiについて紹介し、Wi-Fi6のメリットについて紹介していきます。

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは簡単言うと有線LANを使わずにワイヤレスでLAN接続する規格の一つのことをいいます。

また無線LANと言われることもあります。

Wi-Fiのメリット「有線LAN接続不要」自由度が高くどこでも利用可能

  • ワイヤレスでどこでも自由にネットへ接続可能
  • Wi-Fiの電波が届く場所ならどこでもネットへ繋がり移動も自由
  • 通信量・料金を気にしなくて済む

今は当たり前に利用することができていますが、Wi-Fiを利用するためには無線ルーターが必要だったり、スマホ側がWi-Fiに対応していなければ利用することができないのでそれが当たり前になっていることは改めてすごいことだなと感じますよね。

Wi-Fiを利用できるようになったことでWi-Fiさえあればいつでもどこでもネット接続が可能になり、有線接続では困難だった移動しながらの利用・高い自由度を実現することができるようになりました。

そしてなんと言ってもスマホやタブレットを利用している人は通信料を気にせず利用することができるようになったことこれは非常に大きいのではないでしょうか?

また、オンラインゲームもWi-Fiが普及したことで世界中のプレイヤーたちと繋がることができるようになったと言う点もメリットと言えるでしょう。

Wi-Fiにはバージョンが存在し一番新しい通信規格こそがWi-Fi6

Wi-Fiの新バージョン・次世代規格と言われるのが「Wi-Fi6」です。

Wi-Fiには世界基準の統一規格というものが存在しそれが「IEEE(米国電気電子学会)」で厳密に決められています。

Wi-Fiに関する規格は「IEEE802.11」という名称で決められていて11の後に付けられる「ac」や「n」と言った具合にバージョンごとに表記されている仕組みになっています。

ただIEEE802.11aやIEEE802.11ac、IEEE802.11nと言っても一般的になんのことかわかっていない人も多いのが現状です。

そこで2018年にもっとわかりやすい表記にしようということで新たに「ナンバリング規格」が公式に発表されました。

IEEE802.11nやacは覚えにくい!ナンバリング規格で通信速度がわかりやすくなった

ナンバリング規格 Wi-Fi規格 ロゴ 公称最大速度
Wi-Fi4 IEEE 802.11n 600Mbps
Wi-Fi5 IEEE 802.11ac 6.93Gbps
Wi-Fi6 IEEE 802.11ax 9.6Gbps

このようにナンバリング規格が設定されたことで現在どのWi-Fiを使っているのかがわかるようになります。

さらに今後はこのようなナンバリング規格やロゴが決まったことでネット用語に詳しくない人でもわかりやすくなったのです。

現在のWi-Fiの主流はWi-Fi5になります。現在発売されているスマホやパソコンは基本的にWi-Fi5に対応しているデバイスとなります。

Wi-Fi5と比較してWi-Fi6は大体4倍〜10倍のスピードアップが可能になる!安定性も抜群!

現在、主流の4Gと5Gの違い

4Gと5Gの違いは

  • 通信速度が格段にアップする
  • デバイスの同時接続もさらに増える
  • 遅延が少なくなる(Ping値が下がる)

4Gの通信速度は公称値で100Mbps〜1Gbpsとなっていますが、5Gではなんと最大100Gbpsとなり100倍以上の高速通信を実現すると言われています。

例えば現在4Gで10秒かかるデータ通信も5Gであれば0.1秒程で完了。なんてことが可能になってきます。

5Gはlot(モノのインターネット)の普及にともないスマホやタブレット、パソコン、テレビだけではなくネット通信が可能なデバイス(家電など)が一気に普及してきています。4Gでは対応が難しくなっているため新たな通信規格が必要ということで5Gが今後当たり前の時代になっていくのです。

4Gから5Gの違いは遅延に関しても大きな違いがあります。例えば4Gだと10msほど遅延があると言われていますが、5Gでは1msとほぼ遅延がない状態になるのです。

Wi-Fi6や5Gという新たな世代の通信企画を使うには新しい機器が必要になる

Wi-Fi6や5Gを使うためにはその規格に対応するデバイスや機器が必要になります。

Wi-Fi6に対応するためには

Wi-Fi6や5Gというのは次世代の超高速通信規格であるということはわかっていただけたでしょうか?

しかし、この2つの通信規格は対応したデバイス(スマホやPCなど)が必要になることも知っておくことは重要です。

特にWi-Fi6は自宅で無線ルーターを利用していますがIEEE802.11axに対応した無線ルーターを利用していなければそもそもWi-Fi6を利用することができませんし、利用するデバイスもWi-Fi6(11ax)に対応していなければ利用できません。

高速ネット環境を実現!Wi-Fi6対応おすすめのゲーミングルーター6選

次世代規格のWi-Fi!Wi-Fi6とはなんぞや!?5Gを使いこなすためには必須!

上の記事ではWi-Fi6に対応した無線ルーターを最後の方で紹介しているので是非参考にしてください。

ちなみにWi-Fi6(11ax)に対応しているスマホは現在のところGalaxys10とiPhone11シリーズだけになりますw

5Gを利用するためには利用開始スタートと5G対応スマホ(アンドロイド、iPhone)必須

日本国内では2020年のオリンピックまでには5G利用が可能になるのでは?と言われています。ちなみにアメリカや韓国では一足先に先行的に5Gの利用が可能になっています。

で、キャリア別(au、ドコモ、ソフトバンク)で発表されているのが

  • NTTドコモ:2020年春
  • KDDI:2020年3月
  • ソフトバンク:2020年3月頃
  • 楽天モバイル:2020年6月頃

このような予定となっているようですね。

ただし、5Gが利用開始となったからと言って一気に全国で利用開始となるわけではありません。4Gの頃もそうでしたが徐々に徐々にエリア拡大していったという経緯があるので気長に待つしかありませんね。

ちなみに徐々に拡大したとしてもドコモやKDDI、ソフトバンクによっては5Gサービスの拡大はキャリア差があると言われているのでソフト版を使っている僕は非常に心配です。

そして、5G対応のスマホも必要になります。

11月23日現在までは発売はされていませんが、発売を予定しているスマホが発表されています。

  • ソニーモバイルのXperia1をベースとしたプロトタイプ
  • LGエレクトロニクスのLG V50 ThinQのベースモデル
  • サムスン製のGalaxyS105Gのベースモデル

まだ現在は発売されていませんが、各社ともに準備発表していくはずです。

Wi-Fi6と5Gは別物!2つの違いを解説まとめ

Wi-Fi6と5Gの違いは同じ無線の通信規格ではあるけど

5Gは第5世代移動通信システムのことで今後利用開始すれば4Gよりも高速通信が可能になり様々なメリットがあるけど、契約内容によっては高額な通信量となる通信規格。(パケ放題などで定額サービスを利用必須)

Wi-Fiはインターネット回線と無線ルーターがあればいつでもどこでも、移動しながらネット接続できる通信規格。Wi-Fi6はその最も新しいバージョンで、現在主流のWi-Fi5(11ac)よりも4倍から10倍以上の通信速度・安定性を実現する次世代のWi-Fi!

Wi-Fi6 5G
規格 IEEE(米国電気電子学会)によって「IEEE802.11」名称で定められている 国際電気通信連合 (ITU) が定めるIMT-Advanced規格に準拠する無線通信システム
違い ネット回線と無線ルーターからの無線通信 携帯専用の電波で無線通信
どちらも現在の通信速度よりも高速になる次世代の無線通信の新たな規格。

この両方を上手に活用していくことでいつでもどこでも高速通信が可能となる時代がもうすぐそこに迫っています。難しいからわからないではなくloTが普及してきているこの時代には最低限の知識が必要になってくるのかもしれませんね。

Wi-Fiがない場所では5Gの電波を使い、Wi-Fiが入るところではWi-Fi6に接続することで爆速の高速通信がいつでもドコでも可能になるそんな未来はかなりやばそうですねw

この無線通信が当たり前となればさらにloTの普及も格段に上がっていきそうです!